【中古】単行本(小説・エッセイ) ≪日本文学≫ 青の刀匠【中古】afb
| 【中古】単行本(小説・エッセイ) ≪日本文学≫ 青の刀匠【中古】afb
価格:260 円
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発売日 2022/11/24 メーカー ポプラ社 型番 - JAN 9784591175057 備考日本文学傷を負った孤独な少年が出会ったのは、日本で唯一といえる女性刀鍛冶だった……胸に熱き炎が宿る、感動の青春小説!---「何のために刀作っちょう?」主人公の沙コテツに、級友の土屋はあっけらかんとこうたずねる。
これは、問われたコテツ自身の疑問でもあるが、同時に作者の問いかけでもあるのだろう。
そして、私の疑問でもあった。
「鉄には鉄のなりたい姿があっだわ」師匠はそう言う。
刀になりたい鉄があるとするならば、そのように姿を整えてやることは、職人の止むにやまれぬ使命なのだろうか。
自然のあり様は、人間にとって正しいことばかりとは限らない。
物語では使命を担った職人たちが、さまざまな傷や事情を抱えながらも、懸命に伝統をつなげていく。
その姿に、人が生きていくということの困難と尊さを感じずにはいられない。
本著は刀を作る職人たちの葛藤を感じつつも、爽やかに読みきることができる。
それは、作者の丁寧で力のある筆致に「ペンは剣より強し」という言葉の灯りを感じることができたからだと思う。
-まはら三桃(小説家)
【STORY】突然火事にあい、火傷を負った東京の男子高校生・コテツ。
天涯孤独となった彼は、島根に住む遠縁の剱田かがりという老婦に引き取られることに。
かがりは、現代日本において唯一と言われる女性の刀鍛冶で、寡黙だが瞳に燃え盛る炎を持つ刀匠だった。
自暴自棄になり言われるまま島根にやってきたコテツだが、転校初日、己の火傷を見るクラスメイトの視線に耐えられず、学校へいけなくなる。
部屋にひきこもるコテツに、かがりは「学校へはいかなくてもいいが、そのかわり仕事を手伝え」と言う。
火へのトラウマから恐怖を覚えるが、何もしない居心地の悪さから薪割りなどの雑用をはじめる。
かがりの弟子であるコウやカンナに教わりながら、コテツは徐々に作刀の仕事へと興味を持ち始める。
現代日本において、刀をつくる意味とはなにか?
かがりや兄弟子たちと関わり、悩みながらも、鉄を打ち、その熱に溶かされ、コテツは自らの心の形も変えていく--。
伝統工芸の美しさ、そして作り手の強さと、脈々と受け継がれていくものとは。
少年の成長を瑞々しく綴る、胸が熱くなる青春小説。
装画:たらちねジョン 関連商品はこちらから ポプラ社
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2025年4月3日