子爵令嬢クラリスは、美しい姉・マチルダと比べられ、家族から虐げられてきた。
そんな彼女が“姉の身代わり”として嫁いだ相手は、“人喰い辺境伯”と恐れられるジークフリート・グーテンベルグ。
けれど、黄金の瞳に宿る誠実なまなざしに触れるたび、凍りついていたクラリスの心は少しずつ溶けていく。
「身代わりの花嫁」という引け目に苦しむ彼女を、ジーンは変わらぬ優しさで包み、その深い想いを注ぎ続けた。
やがてクラリスは、自らの価値を信じ、静かに花開いていくーー。
彼女を祝福する祭りの夜、ともに想いを重ね合い、領地であたたかなひと時を過ごす。
そして、クラリスを支えてきたメイド・メアリーもまた、過去の痛みを抱えながら前へと歩み出す決意をする。
一方その頃、「ファーレンハイトの宝石」たるマチルダは……。
不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せを掴む、異世界王道ラブファンタジー、波乱の予感に満ちた第5巻!
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